2019年スチールヘッド釣行記(5日目)
スチールヘッド釣行記(5日目)
今日はスチールヘッド釣行最終日です
この日はジェットボートで釣りを行います。
2日目に行った川と濁りのある
スキーナ本流にも行く予定です。
本日も最も良い場所を確保するために4時30分にボートランチに集合しました。
最終日、ガイドも我々も気合十分です♪
まずは2日目に仲野さんが釣った場所に行きます!
仲野さんが釣った後、別のガイドのゲストがここで2匹釣ったそうです。
ここでの釣りは手前の浅瀬ではなく対岸を狙うこと。
今回私はOPSTの試作品の8番ロッドでキャストしてました。
1日100本以上キャストして5日連続でしたがほとんど筋肉痛にはなってません。
本当に軽量で軽い力でコンスタントに飛距離が出るロッドでした。
腰までウェーディングして対岸を狙いましたが、
流石に5日目でキャストが安定しません。
今回の釣行では仲野さんはほとんど私の後ろから
キャスティングを始めて頂いているのですが、
私の後ろで仲野さんがスチールヘッドをキャッチ♪
一昨日仲野さんは同じ場所でスチールヘッドを釣っていますが
今回は大型のメスのスチールヘッドでした。
仲野さんのスチールヘッドの取り込みしっかりと見せて頂きました。
その後、私にも同じ場所で当たりがあったのですが、残念ながらフッキング出来ませんでした。
そして、いよいよ一昨日大物を取り逃がしたポイントへ慎重に一歩ずつ丁寧にスイングするも、残念ながら今日は反応がありませんでした。
午後はスキーナ本流へ…
川の色はこんな状況です。
トッド曰くこれくらいの濁りであれば、十分に釣りになるとのことでした。
一昨年から行っている馴染みのポイントを数カ所回りましたが丁寧にスイングするも魚からの反応はありませんでした。
トッド曰く、濁りは問題ないが、おそらく濁る前に魚が支流に退避して、
海からの遡上魚はまだ上がってきていないのだろうとのことでした。
これで5日間の釣りが終了しました。
日々当たりはありました。
しっかりとフッキング出来れば5匹以上は釣れていたのでしょうが、今回は、フッキング以降の魚とのやりとりに関しては大きな課題を残しました。
昼からはピーカンの天気で魚の反応があったは朝の早い時間帯だけでした
この釣りは晴天の時が最も厳しいということをあらためて認識しました。
課題の多い釣行でしたが課題が明確になったので来年に向けて精進したいと思ってます。
以上、カナダ釣行記 終わり^_^
フッキングから魚のやりとりに関しては、別ブログでまとめたいと思ってます。
2019年スチールヘッド釣行記(4日目)
2019年スチールヘッド釣行記(4日目)
4日目は初日に行った釣り場と同じ場所に行きます。
ジェットボートではなくラフティングの釣りです。
天気も良く初日の渓相とは全く違いました。
場所も前回行ったところとは別の場所でしたが平日ということもあって
前回よりは釣り人は少ないです。
まぁ、それでもポイントのいくつかには先行者がいましたが…
スキーナ本流の濁りが酷く多くの釣り人がこの川に流れたのだと思います。
雨の影響はあまり受けないですが餌釣りルアー等も含めて
多くの釣り人がいて魚はかなりすれているようです。
スチールヘッドの釣りにとって水質が良く
晴天の日ほど最悪な日はないようです。
途中、ムースのフンもありました。
ここの川での怖い体験をトッドから聞きました。
ガイドフィッシング中のことだったそうです
川に手負いのムースが居て、両岸からグリズリーが狙ってました!
しかもグリズリーは相当余裕があったようで岸に伏せて、アゴを地面につけてジィーと凝視してた居ましたムースは今にもラフトボートに飛び乗ってきそうな雰囲気、両目をカァッーと見開いて…
1週間後に同じ所を通った時にはムースの毛が大量にあちらこちらに散らばっていたようです。
すごく気分が悪かったけど、これも自然の摂理、食物連鎖なんだと仰ってました。
仲野さん私含めて今日はほとんどあたりがなく、
立った一回の当たりはたった一回の当たりは奥の流れと手前に流れが複雑に異なる非常にテクニカルな場所でした。
この程度の場所であれば、普段渓流釣りをしていれば問題なく避けて通れるし、過去に仲野さんからもHeadを上手く操作し、複雑に流れている水の流れを回避する方法は教えて頂いたのですが…
語学力の無さ!!
トッドが教えてくれたことの一部しか理解できず
理解したのは、キャスティングして数分のことでした。
一度「ジジ!」と当たりはあったのでっすが、
結局フックには乗らず…
底にフライが引っ掛かり回収したところで仲野さんにバトンタッチ
そのまま無反応で終了でした。
やはり小規模の川では1ポイント1当たりが基本なのかな?
スキーナ本流と比較すると非常に規模の小さい川ですが、雨や雪代の影響が少なく魚影は濃いです。
初日は、雨ということもあり、魚の反応はかなりありました。
途中スチールヘッドのライズを見れました。
※トッドはライズしているスチールヘッドを釣った試しがないと言ってましたが…
仲野さんからは、こうした規模の小さい川では、
魚の付き場所を学ぶことができると教えて頂きました。
ガイドがどこを案内しているのか?
ある程度共通点を見出すことができました。
規模の大きな川でもポイントの発見場所は同じです。
こうした仲野さんのアドバイスはスチールヘッドを釣ること以上に価値のあることです。
いよいよ明日が最終日!
再度、スコットハウエルのお気に入りポイントでリベンジそして状況が良ければスキーナ本流行って来ます。
2019年スチールヘッド釣行記(3日目)
スチールヘッド釣行記(3日目)
この日の天気予報は雨でした。
初日がかなりの降雨量でしたので、今日も雨かぁ~(>人<;)
気温が低く雨が降る日の対処方法を考えないと…
あまりに寒さに手が悴むためグローブをつけるのですが、グローブするととっさの判断でリールやラインを手繰り寄せる際に邪魔になったり滑ったりします。
みんなはどうやって回避しているのでしょう?
この日はまた別の川です。
スキーナからの移動距離が長いため本日は4時30分出発です。
時差ボケで寝不足、疲れがピークに達してる私は車の中で爆睡でした。
ボートランチに近づくとそこは別世界!!
大自然で人工物のない景色に感動します。
ボートランチでボートを下ろします。
川幅はスキーナ本流と同程度だと思います。
テラス近郊のスキーナでは電線や橋、電車や幹線道路が近くを走っているのですが、ここには無いんです
全てが自然!!
なんて素晴らしい景色でしょう。
今日のテラスは雨の予報でしたがほとんど雨が降らず快適に過ごせました。
そしてここにはトッド以外のガイドも釣り人も誰も見かけることはありませんでした。
なぜか?
テラス近郊から離れたこの川に客を連れて行くのはリスクが高いからです。
寒いと凍結してボートランチが使えず、温かくなると一気に雪代の入るこの川は濁りが酷く釣りにならない場合が多いからです。
まさに私達が行った時はこの時期のベストな状態でしたが、それでも若干濁りが入ってました。
ただしこの濁りは我々釣り人にとってはベストの状態です。
途中、大きなムースを見て、釣り場に到着します。
「ここから釣って行け!Riffleになっている浅瀬にスチールヘッドはいるぞ!」
「あれ?石に引っかかったのかな?と思ったらそれがスチールヘッドだ!気づいた時には針が外れてしまうので注意しろ」
数回キャストし、まさにメインディッシュの場所に差し掛かったその時でした。
「ジジ!!ジジジ~!!」
来た!!!!
右手でリーリを持ち、ロッドで強く合わせたその瞬間、浅瀬でバタバタと暴れる銀ピカのメスが見えました。
「でかい」と思った瞬間!
テンションが損なわれました!
しまった(>人<;)
呆然と立ち尽くしました!
ガイドが紹介したポイントのまさにその場所で魚は出て来れました。
「今日の僕の仕事はもう終わりだよ!」
希少なスチールヘッドのいる場所を完璧に指摘できるガイドはほとんどいません。
それだけガイドの完璧な仕事をしてくれたのですからあとは自分が取らなくては行けないのですが…
昨年、一昨年と容易にスチールヘッドを引き寄せることができていたため、完全に油断してました。
先輩たちの言葉が今になって走馬灯にように聞こえます
「スチールヘッドを取り込めるようになるために2年かかった」
「初めはほとんどバラしたよ」
一昨年、昨年とスチールヘッドが取れたのは小ぶりのスチールヘッドであったこと、魚の活性が弱かったこと、魚が浅瀬でかかったことが要因でこれが活性の上がったスチールヘッドをランディングする難しさなのかと痛切に感じました。
今年は無理かな?
完全に自信喪失しました。
その場所でバラしてからさらに下流を釣り下がります。
20m程先で再度当たりがありました。
「ジジ」
反応は一度で終わりました。
他の場所も行きましたが昨日からの2度のバラしであまり記憶がありません
どうすればスチールヘッドをフッキングさせることが出来るのか?
そればかりを考えてました。
1.ハーディーのクリッカーリールは秀逸だからロッドで合わせる必要ない
2.リールを少し巻いてフッキングしているか確認すると良い
3.合わせるときはリールを手で支え、身体を捻ってロッドを90度にして合わせる
すべて全く違う動きなのですが、魚を合わせる際に色々な人からアドバイスを貰った内容です。
自分でどうするか混乱しており全てが中途半端になってました。
帰る前にもう一度同じ場所に行こう。
その場所についてから釣りをするまでに30分以上フッキングからフッキング後のやり方を自分が納得するまで仲野さんに質問し、自分なりに咀嚼しました。
仲野さんは私の混乱の一つ一つを紐解いて下さりました。
スチールヘッドの今日の合わせから合わせた後のやり方についてはまた別の機会にブログを書きたいと思います。
30分以上仲野さんと激論し、場所を譲って頂いたプレッシャーは半端なかったです。
核心部より前からキャストし始めてようやく核心部に入ったその瞬間でした!
「ジジジ~!!」
集中力は最高潮に達してましたので瞬間にリールに手を置きロッドを岸際に引っ張ります。
間髪入れずリールを巻きます。
「よっしゃ!フッキング成功した」
今までにない強烈な引きでした。
通常フッキングされた魚は下流に下ろうとするのですが仲野さんの指示の元、的確に岸際に寄せます。
ネット近くまで引っ張り込んでは行き、再度引っ張り込んでは行きを繰り返しようやくランディング出来そうかと思われたその時、今度はなんと上流に向かって魚が行こうとします。
そんなやりとりを繰り返すもようやくランディングに成功しました
昨年よりも大きい95cmの雄のスチールヘッドでした。昨年90cmのメスの銀ピカなスチールヘッドを釣ってますが尾の筋肉は比較にならないほど肉厚でした。
待望の一匹が出て安心しました。
午前中に逃がした魚は銀ピカでしたが、今回のは婚姻色の入ったスチールヘッドです。
おそらく1月くらいに遡上して来た魚だろうとのことでした。
夜は日本料理屋で熱燗で仲野さんと乾杯♪
改めてこの釣りの難しさと奥の深さを
実感しました。
仲野さん!ありがとうございました。
2019年スチールヘッド釣行記(2日目)
スチールヘッド釣行記(2日目)
この時期のスキーナの釣りは本当に難しいです
時期が早ければ川が凍って船が出せない。
時期が遅いと雪代が入り川は濁ってしまう!
今回のスチールヘッド釣行は雨の影響と雪代の影響でスキーナはかなり濁りが入っています
しかも渇水ということもありどの川もコンディションは良くなかったです。
この日は曇り時々晴れ
今日は昨日とは別の川です。
川幅は広く、ジェットボートでの釣行になります。
魚を大事にするトッドと仲野さんのことですので別の川と言っても魚の産卵床を避けスキーナ支流であれば本流近くの場所、スキーナ以外の川であっても産卵床近辺は避けます。
スチールヘッドを釣らすことだけを目的に魚の産卵場近くのスチールヘッドの溜まり場を案内するガイドも多々いるようです。
今回行った川に入ることが出来るガイドは本日4人しかいないとのこと!
トップガイドのトッドのライセンスを借用することで自身の顧客をガイドしている人がほとんどです。
きめ細やかなサービスを好む日本人に対してはトッドも全てのガイドに了承してライセンスを貸し出しているわけでは無いようです
ちなみにトッドはSIMMSの代理店(小売卸)でもあります。
本日はガイドが少ない場所とのことで昨日よりはストレス無く釣りができそうですが、それでも一級品のポイントを取るために夜明け前に出発します
トッドはジェットボートを2台保有してます。
今年新たに購入したジェットボート!!
超高級な外車が一台購入出来る価格です。
多少の石や岩に当たっても問題ないほどの船底ですので凍った川の氷を砕くこともできそうです。
この日に入った川は本当に素晴らしい川でした。
お気に入りの一つになりました。
スキーナ本流のように広大な流れの中で釣りをするのも良いですが、こうした渓相の中でも格別です。
Commando Tipの最新の使い方はまた別のブログで取り上げます。
昨日に引き続き午前中に「1あたり」ありましたがフックにのりませんでした。
そんな中、仲野さんが私が流した後で…
遡上仕立ての銀ピカのメスです!
写真は撮影してきませんでしたがトッドの奥様(サトゥさん)の作ったサンドウィッチ(ラッパーのような具材がいっぱい入っている)とクッキーは最高でした。
さて午後に入って他のガイドはあまり知らないスコットハウエルが大好きだったポイントに…
そこは足場が悪くバックスペースがほとんどないテクニカルなポイントですが、スイングしながら釣り下っているまさにその時でした。
「ギュイーン!」
リールが唸りをあげたその時…
フッキングさせるためにロッドで合わせるか、そのままの状態で魚を生かせるか一瞬の悩みがあったのですが、中途半端にロッドで合わせ、フッキングさせようとリールに手を置いた際に
リールのハンドルに指が当たりました。
「痛っ!」
一瞬怯んでリールから手を離した瞬間でした
「????」
一瞬にしてテンションが失われました。
しまった!!!
自身が釣っている崖の上から見ていたトッドはそれが非常に大きな1m20cm以上の銀ピカのスチールヘッドだったとのことです。
「Oh!Shit」
朝から何十本キャストしたことでしょうか?
全てが一級品のポイントだとはわかっていてもずっと集中力を持続するのは困難ですが、集中力が完全に切れてました。
大ショック(>人<;)
トロフィーサイズを釣ることが出来る機会はそれほど多くはありませんので…
残念ながら2日続けての坊主になりました。
昨年も釣れたのは3日目なのでまだ慌ててはいませんが…^_^
2019年スチールヘッド釣行記(1日目)
2019年スチールヘッド釣行記(1日目)
過去2年間はスキーナ本流のみで釣りをしました。
本流ですので海から上がってきたばかりの銀ピカのスチールヘッドを
釣ることができるため、格別です。
テラス近郊でスチールヘッドのガイドをするのは、
カナダ政府公認のガイド資格が必要です。
川の本流、支流により資格が細かくわかれており、
どこの川に入れるかは、そのガイドのレベルと経済力に
かかっているようです。
テラスのトップガイドであるトッドは、
スキーナ本流、支流、周辺河川のあらゆる資格を持っており、
今回は、色々な川を見せて頂けるとのこと。
楽しみです。
初日はスキーナ水系とは違う河川に入りました。
川幅はスキーナの1/10程度で北海道の川の川幅と同じ位でしょうか?
この川はジェットボートは使えないためラフティングでの釣りになります。
トッドの車と仲野さんの車の2台で川に向かいます。
この日はあいにくの雨!!
しかも非常に寒く魚の反応は今ひとつでした。
前日に仲野さんとトッドでこの川の下見に行った際には、
非常に大きな雄のスチールヘッドを釣られたようです。
トッドのラフティングボートです。
去年持っていたNRSのラフティングボートから
新しいラフティングボートに変わってる…
最高級の米国製のハンドメイドのラフティングでした。
暗いうちからのガイドフィッシングのため、画質悪くてすみません。
入念にタックルチェックする仲野さん!!
スチールヘッドを釣る際に妥協は許されません。
濁りはありませんが、本日はあいにくの雨でした。
週末でしたので、地元の方や餌釣り、ルアー、フライのガイドと様々な
ガイドがいて、釣り場は非常に混雑してました。
ポイント、ポイントに人が入っており、
避けながらの釣りになってしまったため、
残念ながらこの日は「2当たり」でフッキングせずに
終了となりました。
ただ、スキーナ本流のように大きな川ではないため、
魚の付き場所等、非常にわかりやすく仲野さんの解説付きで
本当に勉強になりました。
まぁ、初日はこんなもんでしょう♪
明日以降に期待です
2019年スチールヘッド釣行記
毎年恒例のカナダスキーナリバーの
スチールヘッド釣行記ですが、
昨年は川が凍結しており厳しい状況でしたので
今年は若干日程を送らせて4月6日(土曜日)に
出発しました。
先週まではお天気がよく比較的温かかった
ようですが、私が行く日程はほとんど
雨降りでかなり気温が下がるようです。
昨年に続き過酷な釣りになりそうです。
スキーナリバーに行く前に多摩川で
仲野さんと強化練習しました。
昨年の9月末以来のキャスティングでしたが
次期発売予定のOPSTロッドでキャスティング
したところ簡単にキャスト出来てしまいました。
自身が上手になったのでは?と勘違いしそうなほどキャストしやすいロッドです。
もう最終プロト段階に入ってますので発売間近だと思います。
少なくても今年中には…笑笑
今年で3回目のスチールヘッド釣行ですが、
バンクーバーからテラスへの乗換の際に
予め成田空港で申請するとバンクーバーで
荷物をピックアップすることなく
テラスまで荷物を運んでくれるように
なりました♪
これはとても便利です^_^
9時にバンクーバーに着きました。
テラス行きの便が18時ですので、空港のベンチで寝てました。
テラスに到着!
結構揺れましたが昨日はもっと酷かったようです^_^;
テラス空港も結構綺麗になりました。
空港に仲野さんが迎えに来てくれて、そのままトッドのロッジへ
流石ですね!
素晴らしいロッジに感動してしまいました。
昨年、足先があまりにも寒かったため今年は耐寒性のあるブーツ一体型のウェーダーをトッドから購入しました。
毎年ガイドをお願いしているトッドですが
カナダでSIMMSの代理店もされてます。
毎年行くのでウェーダーはトッドの自宅で保管して貰います。
シューズとウェーダーをラゲージに入れなくてよくなりましたので非常に楽になりました。
今回の釣行は仲野さんと2人ですのでめっちゃ楽しみです♪
明日からどんな釣行になるのか?
乞うご期待♪
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