どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

ユスリカピューパ

新年初タイイングはミッジパターンからです。
明日の管釣用のタイイングです♪
 
昨年末の1月3日にも初釣に行ったのですが、イワナの釣果には満足したものの
ヤマメのプールでは残念な結果に終わってしまったため、今回はリベンジです。
 
最近、ダーティーホーやスカルピンといった大きなフライを巻くことが多かったですので、
♯20以下のミッジは非常に難儀でした(^^;
 
カリタ式のキロノSSイマージャーを改変して作成したラッピングピューパです。
タイイング前にまずは、ラップ素材の準備です。
回転式のカッターと定規でラップ用(贈り物用)のラッピング素材を細さ2~3mm程で切り出します。
 
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切り出した後に、凹みを作ります。
これが無いと、フライのフックに取り付けるのが非常に難しいです。
 
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TMC 206BL ♯24のフックを使います。
スレッド(TMC 16/0 TAN)で下巻きして、
フックにラップ素材とXXFの極細ティンセルを取り付けます。
 
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グースバイオットのBWO色を巻きつけます。

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次に、細いティンセルを巻きつけていきます。
ユスリカのセグメントをこの細いティンセルで現します。

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そして、ラップ素材を巻きつけます。

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前回は、カリタ式ヴェインファイバーを使ってポストを作りましたが、ヴェインファイバーは、
浮力がありませんので、今回は、代わりにエアロドライウィング(シナモン)を使いました。

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ソラックスをシマザキフライトーンで着色します。
ちなみに、シマザキフライトーンの変わりに株式会社TooのCOPICを使ったりもします。
このCOPIC、アニメーションを書く人は知っているようですが、150色以上あます(^^;

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着色が終わったら、ヘッドセメントを着けます。
着けるのは、ラップ部分ではなく、ソラックスの着色した部分のみです。
ヘッドセメントは、下記の「Hard as Hull」を使っております。

紫外線でも変色しないヘッドセメントとして有名なようですが、
刷毛がついていて、そこそこ粘性もあり、扱い易いです。

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上記のヘッドセメントだけでも良いのですが、私はさらに耐久性を上げるために、
下記を使います。
1液性のウレタン樹脂です。ランディングネットのウッドをピカピカ鏡面仕上げにするのに
使ったりしますね。
ランディングネットでは2液性のウレタン樹脂を使うことが多いのですが、
こちらは、扱い易い1液性です。
 
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そして、出来上がりがこちらです。
ウィングを切ったら完成です。
 
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実は、今回ある実験をしようと思ってます。
上記ユスリカピューパを2種類同じものを作りました。
1つは上記ウレタン樹脂を使い、もう一方は、ケイムラ入りのUVレジンを使います。
 
ルアーやってる方はご存知だと思いますが、ケイムラ♪
紫外線に反応して光る樹脂です。
リアリスティックフライを作成する際にUVレジンを使うのですが、あまり良いUVレジンがありませんでした。
そこで、見つけたのが下記です。

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UVレジンでありながら、ケイムラ入り♪
UV電池で当てるとこんな感じになります。

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人の目にはまったくわかりませんが、フライボックスを照射すると非常に興味深いことが
わかります。

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バイバイさんから頂いた、緑色のスレッドのブナ虫パターン♪
UVにかなり反応してます。

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な…なんと…先日ご紹介した北海道十勝地方の名ガイド!高橋さんからご紹介いただいたパターンの
レッグ素材!!
UV照射で発行してました。
なるほど、釣れる理由が他にもあったとは…
恐るべし…

他に、ちょっと珍しい素材を使ったこんなパターンや
 
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イワナ釣りに絶好調だった、フラッシャブーを巻きつけてキラキラ感を出した
イマージャーパターン、

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計10個ほど作成しました。

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明日、うらたん行ってきます♪
寝坊しないようにしないと… (--;)