どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

Mario Wojnicki 222V3 Bamboo Rod Casting Impression

Mario Wojnicki 222V3 Glass Ferrule Bamboo Rod  
Casting Impression


本日、都内は大荒れの天候です。
天気は良いのですが、猛烈な強風で砂塵が舞っております(^◇^;)

そんな中、昨日届いたMarioの222V3 Glass Ferrule Bamboo Rod

自宅前の公園に試投に行って来ました。

フライラインは下記のものを使いました。

左から

1.SA SUPRA(ウルトラ4)・J Stream DTT #3(Orvis CFO Ⅱ Brown Edition)
       他の♯3ラインよりやや太く、先端がやや重いラインになります。
       ライン指定は♯3ですが、♯3.5相当のラインです。

2.SA Mastery XPS DTT #3 (House of Hardy Bougle Agate Ⅰ)
       今回のロッドでこのラインが乗ってくれれば、他のラインでも問題なく適合すると思います。

3.SA Mastery XPS DTT #4(House of Hardy Bougle Lightweight Ⅲ)
       ♯3ラインの適合性がイマイチの場合、このラインで試してみようと思ってました。


イメージ 1



さて、まずは♯3のXPSラインです。
SAラインの中で最も柔らかく、非常に繊細なテクニカルラインになります。
 Marioのグラスロッド 203P3を併せたかったのですが、残念ながら203P3のティップでは、
この繊細なラインは、適合しませんでした。

203P3は、パラボリックアクションになります。
パラボリックアクションは先端がやや硬く、バットが柔らかいロッドです。
キャストの初めに、ロッドに軽く力を与えるとやや柔らかい(バネのような)バットの力で
ラインが勝手に飛んでいってくれる(竿が勝手に仕事をしてくれる)、そんなアクションの
ロッドになります。

パラボリックの弱点はティップがやや硬いため、超近距離(およそ7m以内)を柔らかく繊細に
キャスト出来ないという点です。

そこで今回はマリオにパラボリックなロッドの性能を残しつつもう少し繊細なティップにして欲しいと
依頼しました。


イメージ 2



期待と不安でドキドキしながらラインを伸ばします。
まずは、ラインを出さずにリーダー、ティペットのみでキャストします。

強風の中でループが描けます。

柔らかいティップによるループではなく、しっかりとしたセミパラボリックアクションを維持しつつ
リーダーキャスト出来るではありませんか…驚きです。

ラインを1m、2mと伸ばして行きます。
ラインはしっかりとループを作ってくれます。

下の写真は、ラインをちょうど2~3mくらい出した写真です。
ティップからわずかにフライラインを出しただけで、タイトなループを描くことが出来てます。

決してティップの柔らかさだけでこのループを描いているのでは無いというのが驚きです。

イメージ 3



通常、ティップの柔らかさのみでループを描くバンブーロッドはラインを伸ばし、先端のティップを
使ったキャストからバットを使ったキャストに移り変わる際(ちょうど3mくらいラインを出した辺りでしょうか?)にラインの飛び方がスムーズに切り替わらないことが多いです。
(私のテクニックの問題もあると思いますが)

しかし、このロッドにはデッドスポットがまったくありません。
少なからず、グラスフェルールの効果もあると思いますが、フライラインを伸ばして行くと
セミパラボリックなロッドの軽快さと竹のファイバーのパワーが心地よく感じられます。

Marioは、先調子のロッドとパラボリックなロッドという相反する特性を高い次元で融合させた
ロッドに仕立ててくれました。
U字、逆U字キャスト、ロールメンディングも違和感なく出来そうです。



次に
SA SUPRA(ウルトラ4)・J Stream DTT #3(Orvis CFO Ⅱ Brown Edition)を併せました。
上記ラインよりは若干硬めのラインです。
他の♯3ラインよりやや太く、先端がやや重いラインになります。 
ライン指定は♯3ですが、♯3.5相当のラインです。
 
柔らかいロッドには、柔らかいラインを、硬いロッドには硬めのラインをが常識ですが、
このラインも問題なく綺麗にループを描いてくれます。
 
203P3でこのラインを併せた際は、非常に良かったのですが、ラインの硬さを感じました。
ラインのガイドに擦れる振動が感じられ若干違和感を覚えましたが、222V3ロッドでキャストしたところ、
こういった振動も気にならず、非常に軽快にキャストすることが出来ました。
バンブーという素材の持つ特性ととセミホローという特徴が振動を軽減させているのだと思います。
 
イメージ 4




最後に
SA Mastery XPS DTT #4(House of Hardy Bougle Lightweight Ⅲ)
♯4ラインを乗せて見ましたが、これまた問題なくパワーのあるキャストが出来ました。
バッドにバンブー特有のパワーがありますので、217P4ロッドと同様に心地よいキャスティングが
出来ました。
 
ただし、♯3ラインで力強いキャストが出来ましたので、ロッドに負荷をかける♯4というラインを
使う必要も無いかと思います。

イメージ 5





次回、養沢で入魂式になると思います。


購入を考えていらっしゃる方、悩まれている方もいらっしゃると思います。
決して安いロッドではありません。
清水の舞台から飛び降りる覚悟も必要でしょう。

ただ、今回試投して、はっきりとお薦め出来ます。
 
どうぞ、清水の舞台から飛び降りて下さい (^◇^;)

納得出来るパフォーマンスは得られると思います。


イメージ 6


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