どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

第4回 Skagit Systemの基本(ランニングライン編)

第4回 Skagit Systemの基本(ランニングライン編)

さて、今回はランニングラインについてです。


一般的なランニングラインに関しては、大別すると下記3つになるかと思います。

1.モノフィラライン

Skagit master達が最も利用するランニングラインです。
リトリーブし難いといった弱点はありますが、他のラインと比較して、飛距離が
望めます。(OPSTレーザーランニングラインがお薦めです)

2.ブレイテッドコア

モノフィララインをPVC等でコーティングしているランニングラインです。
ラインが太くなりがちですので、大きめのリールを使う必要があります。
PVC効果でリトリーブし易く湖の釣りで重宝してます。
(Airfroのリッジシリーズのランニングライン、SAのドラゴンテールシューティングラインがお薦めです)

3.フローティング

通常のフライラインと同じ構造です。
私自身は、あまり使いません。


本流での釣りに関して、最近はモノフィラのランニングラインしか使ってません。
湖でのリトリーブの釣りがメインだった国内のダブルハンド事情で、
モノフィラよりもブレイテッドコアラインの方が需要が多かったように思われます。

スカジットキャストが本流で釣りをする上で有用と認識されると、
モノフィララインを使う人が非常に増えてきてます。

スカジットキャストをする上でモノフィララインに求められる機能は?
1.滑らかなコーティング
2.水切が良いこと
3.巻き癖が付き難いこと
  ※巻き癖が取れやすいこと

になるかと思います。

各社からはブレイテッドコアのラインの新開発が盛んで、
なかなか新しいモノフィララインが登場しなかったのですが、
昨年販売されたOPSTレーザーランニングラインは、上記機能を強化した
最新のモノフィララインとなります。

OPSTメンバが検証を重ねて製品化されたレーザーランニングラインは、
非常に滑らかかつ強度があり、巻き癖が取れやすく、
水切れが良いのが特徴です。

この水切れの良さは、キャストアウト後のSkagit Headのコントロールや、
手前側の変則的な水の流れをかわす際に非常に効果的です。

前回、第3回 Skagit Systemの基本(バッキングライン編)でも
ランニングラインに関して若干触れましたが、
正しいOPSTレーザーラインのバッキングライン及びSkagit Headとの
連結の方法を記載します。

バッキングラインを巻く際には、しっかりとリールに固定し、
リール軸に負担にならないようにラインにテンションをかけながら
きつめに巻くのが必須ですが、モノフィララインに関しては、
巻き癖が付き難いようにあまりテンションをかけずに巻きます。

バッキングライン、Skagit Headともに転結するのは、ループ to ループです。

モノフィララインでループを作成する場合、私は以前、
パーフェクションループを使ってましたが、
OPSTレーザーランニングラインは、コーティングが非常に滑らかなため、
トリプルサージャンスループを使った方が良いとのことでした。

モノフィララインの結び目をきつく締めるには、ホームセンターや
カー用品店等で販売されているグリップ力の高い厚手のゴム手袋を使うと
便利のようです。

イメージ 1


イメージ 2


まずはトリプルサージャンズループで結び目を作ります。


イメージ 3


ここで厚手のゴム手袋を使って、

イメージ 4



ゆっくりと締め上げていくと、
こんな感じに結び目を作ることが可能です。

イメージ 5


さて、結び目ですが…
一番注意しなければならないのが、ガイドの引っ掛かりです。

余分な部分をカットするのですが、このカット部分に注意が必要です。

(1)バッキングラインと結合するランニングラインのカット後の処理について

バッキングラインとの結合部分に関しては、ランニングラインの結び目と
カット後の余分なラインの向きから考え、大物がかかった際に
バッキングラインまでラインを引き出される際に、ガイドと
干渉し、ガイドを破損させてしまう可能性があります。

これを防ぐためにはこいつを使います。

イメージ 6


アクアシール(UV)です。

粘性の高いアクアシールを切断部分と結び目部分を
竹串を使ってコーティングするように塗布し、UVで硬化させます。


イメージ 7



これで、ガイドにラインの切れ端が干渉することを軽減できます。

アクアシール(UV)は、通常のシリコン系アクアシールと異なり、
UV照射後の表面は、比較的固く、滑らかにコーティングされます。

イメージ 8


これらの方法は、OPSTの動画でもエドワード氏が紹介しておりますので、参考にして下さい。

http://youtu.be/nrDseHoMq6I



(2)Skagit Headとの結合部分の処理について

これは2つの方法があります。
まず1つめは、(1)と同様にアクアシールでコーティングする方法です。

もう一つは、カット部分を長くしたままの状態にすることです。
カット部分を短くした場合、ガイドに引っ掛かる可能性がありますが、
長い場合は、それほど干渉しません。

イメージ 9



また結び目の向きから考え、キャストアウトする際もガイドに引っ掛かることなく
キャストすることが可能です。

もう一つの良い点は、釣り場を移動するとき、ラインをリールに巻き取る際に、
Skagit Headまでスルスルスル~とリール方向に滑り落ちてしまうことが良くあると
思います。写真のようにランニングラインの余分をそのまま残しておくと、
ガイド部分で滑り落ちるのを防御出来ます。

もちろん、カット部分を長くしたままの状態でも、ストリッピング時にガイドを痛めることはありません。


参考にして下さい。


「スカジットシステムの基本」に関しては下記を参照下さい。


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