どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

OPSTシャンクホルダー プロトタイプ♪

OPSTシャンクホルダー♪

イントルーダーやダーティーホー系のストリーマーのタイイングに
欠かすことの出来ないシャンクホルダーですが、
マーケットから良いものが無くなってからしばらくが
経とうとしてます。

近年、ダーティーホーやイントルーダーを巻かれるように
なった方は苦慮されていると思います。

OPSTの新しいシャンクホルダーの発売を待ち望んでおりましたが、
いよいよ最終プロト段階に入って来たようです(^_-)-☆

2005年の2月のサンスイ横浜店でのタイイングセミナーで
見せて頂いたのが、プロトタイプの初期段階になります。

イメージ 2


この時点で開発から既に1年近く経過していたと思います。

しかし、この形状では挟むことの出来るバイス
限られてしまうため、再度一から設計をやり直すことになります。

そして次のプロトとして見せて頂いたのが、昨年の6月になります。
サンスイさんのトラウトフェスタでも見せて頂いたのがこのシャンクホルダーです。

イメージ 4


マテリアルの取り付けの邪魔にならないように、より前側が鋭角に改良
されました。


イメージ 3



完成間近と思われていたこのシャンクホルダーに
ここからさらに大幅設計変更が入ります(>人<;)

チューブフライも巻くことが出来るシャンクホルダーに
再設計することとなったようです。

Skagit Master vol1をご覧になった方はご存知かもしれませんが、
イントルーダーの原型となったエド・ワード氏の
チューブフライのタイイング動画を見ることが出来ます。
エド・ワード氏は今でもチューブフライを巻かれているようです。

そして、いよいよチューブフライ、シャンクのどちらもセット
することが出来るシャンクホルダーのプロトタイプが出来上がった
来ました。


イメージ 1


先日、仲野さんにお会いする機会があり、
1つお借りして来ました(^_-)-☆

ネジが回しやすいようにやや大きめの前方部分!
計算し尽くされた傾斜角度!

まずは、バイスとの連結部分の形状です。
あらゆるバイスに適合するシャンクホルダーを作るのは容易では
ありません。ここの形状に関してはかなり色々なバイスを試されて
作成されたようです。

イメージ 5


イメージ 6


Uの時に加工されている理由は、米国で多くのタイヤーが使う
リーガルバイスやNor バイスとの相性を良くするための加工になります。

米国のタイヤーさんであるフレンチさんもセンヨーさんも
トラバーさんも皆さんリーガルバイス使ってます。

リーガルバイスの場合、ジョーがジョーの内側にあるスプリングによって
固定されるのですが、スプリングがジョーの真ん中にありますので
この形状にすることで奥までシャンクホルダーを入れ込むことが出来、
がっちり固定されるようになったようです。

私が持っているTMCバイスの場合、ジョーの構造が
写真を見るとわかると思いますが、先端閉じて、ジョーの付け根の
部分は、空間が出来ているのがわかります。

イメージ 13


この構造では、先端だけでシャンクホルダーを挟むこととなりますので
シャンクホルダーをジョーに対し、斜めに取り付けると
接点が1点になり固定し難いです。

このようなジョーのバイスを使う場合、Uの字にカットされている
部分を上手に活用すると、先端だけではなく、
2点でジョーとシャンクホルダーの接点が生じ、がっちりと
固定されます。

イメージ 7


イメージ 8



イメージ 9


ただ、仲野さん!ここの取り付け部分の厚さに関しては非常に苦慮されて
いるようで、悩まれておりました。

個人的な観点ですが、スレッドをキツキツに締め付ける
イントルーダーやダーティーホーのようなフライをタイイングするには、
余計な可動部分の少ない、ダイナキングのスプリームやプロフェッショナル
リーガルバイスのように置き場所と水平に固定出来るバイス
タイイングすべきと思います。

私もダイナキングのスプリームの購入を検討してます。


さて♪

このシャンクホルダーの秘密はこれからです♪

チューブフライを巻くことが出来るとのことですが、
どのように太いチューブを取り付けるのでしょうか?


まず、先端の部分を逆ネジ回しして外します。

イメージ 10

イメージ 11


逆ネジ回して外すと下記写真のように内側のパーツが取り外れる
ようになってます。

イメージ 12


これを反対にして差し込み…

イメージ 14

イメージ 15



ネジを締めます♪

イメージ 17


フフフ!!太めのチューブでも挟み込めるようになります。

あまり強く締めるとチューブが変形しますが、軽く締めただけで
しっかりと固定できるようになってますので問題無さそうです。

金属製チューブもOPSTから発売されるようです。


これでいよいよシャンクホルダーの完成か?
と思われたのですが、私がお借りしたシャンクホルダーの後から
さらに改良が加わったようです。

イメージ 16


どこが改良されたかというと…

この溝の部分と…

イメージ 18


この突起部分です。

イメージ 19


イメージ 20


このようにすることで、シャンクをシャンクホルダーに取り付け、
ネジを締めていく途中でシャンクが回転してしまうことを
軽減でき、前から見ると下記写真のように常にバツ印の位置で
シャンクを固定出来るようになります。

イメージ 21



この後、米国でのプロトタイプ評価を経て量産化され、
売店に並ぶまでにもう少しお時間かかるようです。

とにかく製品開発では納得出来ないと、とことん追求して
しまう仲野さんですので、このまま製品版がすぐに発売されるか
はわかりませんが、既に最終段階のプロトタイプに入っている
と思われますので、製品版出るのを今か今かと心待ちにしてます(;^_^A




にほんブログ村に参加してます。バナークリックご協力お願いしますm(_ _)m

イメージ 12 ←にほんブログ村 フライフィッシング


PVアクセスランキング にほんブログ村→PVランキングにも参画中♪