どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

SA MASTERY TEXTURED SERIES Trout Stalker

SA MASTERY TEXTURED SERIES Trout Stalker

本日は、2012年に新発売され、米国国際フィッシングショーで受賞したフライラインのご紹介です。
先日バークハイマーの試投であまりに良かったですので、他のロッドで試して来ましたが、
変わらず素晴らしいアクションでした。


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ダブルハンドの場合、フライラインにより飛距離や投げ方含め変わってしまいますので、
様々なラインを検証する必要があるのですが、シングルハンドの場合、どうも無頓着というか、
小渓流で飛距離を出すわけでもないですので、そこそこ浮いて、柔らかめのメンディングし易い
ラインということで、SA MASTERY XPSのDTラインを使っておりました。

非常に素晴らしいラインで、変える必要も無いなと…
今回、♯5用の湖やポンドに合わせるラインが必要ということで、兼ねてから着目していた
Scientific Anglers MASTERY TEXTURED TROUT STALKERを購入しました。

ラインの柔らかさはWFの中で最も柔らかく繊細!ラインとの摩擦係数を抑えるテクスチャード
テクノロジーということで、かなり注目していました。



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ラインの特徴としては、Head Lengthが68.9feetと非常に長いこと!
 
特にRear Taperが長いです。
 
単にシュートして飛ばすのではなく、正確に近距離、中距離をプレゼンテーションする
ための構造です。すなわち、長めのフォルスキャストでシュートせずに、
静かにプレゼンテーション出来ますし、ロールキャスト等も容易に行うことが出来るラインです。

※ロールキャストはDTラインの方がやり易いです、やはり先端が重いですので、最後にラインが
 暴れます。ただし、水面であれば表面張力があるので、問題無くロールキャスト出来るかも…


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先端(ダークウィロー色部分)がシルクラインにようにザラザラしています。

そして、ランニング部分(ウィロー色部分)がゴルフボールのような微細な凹凸があります。
このゴルフボールのような凹凸が、TEXTURED SERIEの特徴で、飛距離と直進性が増します。
また巻き癖が付き難いのも特徴の一つです。
 
ラインカラーもウィロー/ダークウィローという私好みの色合いです。
 
柔らかめのフライラインで多くの方が使っていらっしゃるDTライン、MASTERY XPSラインのWF版といったところでしょうか?
 
テーパーも極端に先端が太くなっているわけではありませんので、
今までDTばかり使っていた方も違和感無くキャスト出来ると思います。
 
もちろん、メンディングもし易いです。
 
ネット上の情報によるとキャストはパワフルに…プレゼンテーションはしなやかで
ふわっとした感覚という理想的なWFラインとのこと。


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先端がダークウイロー色でシルクラインのようにザラザラしてます。

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シューティング部分とヘッド部分の境目です。

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ランニング部分は非常に滑らかでゴルフボールのような細かい凹凸があります。
ガイドを痛めることもなさそうです。

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さて、実際にキャストした印象です。
前回、C.F Burkheimer CF 590-4でキャストしました。
先端が柔らかく、超至近距離でもキャスト可能です。

ホールを使わないキャストではさすがWFだけあって、5m以内では、ロッドにズドンという
衝撃がありますが、問題無いと思います。
ホールを使った際は、圧巻でした。
DTラインと違ってしっかりとロッドにラインウェイトを載せないとバラバラなキャストに
なりますが、とにかくガイドとの摩擦係数が少なくスルスルスル~!!と飛んで行きます。
今まで、DTラインでダブルホールをされていた方は、さらに10m以上飛距離を伸ばすことが
出来ると思います。


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後日、Mario Wojnicki のグラスロッド 217P4と併せてみました。

グラスロッドは、振動吸収能力はバンブーやグラファイトロッド程高くありません。

ガイドと擦れる感触が伝わってくるのがグラスロッドの特徴ですが、
ラインの摩擦係数がテクスチャードテクノロジーによって軽減され非常にスムーズに
ラインが飛んで行きます。ガイドとの擦れる感触もかなり軽減されているようです。

う~ん!!このラインのDT版が欲しい~!!!!!
私的には、テクスチャードシリーズの柔らかめのDTラインがSAから販売されることを
強く望みます(^^;

ニンフもウェットも問題無くこなせそうですし、ポンドの釣りが多い、湖の静かな釣り、開けた渓流、中流域での釣りには最適なラインだと思います。

個人的には、まだ完璧な適合ラインが見つかっていないMario Wojnicki203P3にあわせてみたいラインです。