どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

Bill Ballan StealHead Reel の修理完了♪

Bill Ballan StealHead Reel の修理ですが…

下記ブログにも色々と記載しましたが…


紆余曲折し…


北海道に帰省した際にドリーバーデンさんにお伺いし
相談させて頂き、修理を依頼することにしました。

最大の構造的欠陥は、ハンドルとS字シャフトがネジで
留められているだけという構造です。

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ハンドル回すとハンドルのネジが緩んで外れます(^◇^;)

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ネジ穴が掘れてしまってます(≧∇≦)



ドリーバーデンさん経由でGrowingさんに依頼することになりました。
GrowingさんのホームページやFBでGrowingさんが今まで行った
リールの修理が紹介されており、的確な方法で上手に修理することは
わかってましたが…

いや~!!

見事に修理頂きました(^_-)-☆

依頼させて頂いた際のこちらの希望は、
外見上は、既存のパーツを残しておいて欲しいとお話して
ましたが、まさに完璧なお仕事でした♪

外観は、改修前と改修後でまったく変わりません。
既存のS字シャフトを使って改修頂きました。

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ただし、ハンドル部分の構造が変わってます。

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ネジは上記の構造に併せて新規に作成頂きました。

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この形状であれば、ハンドルを回した際にネジ穴とネジ
部分の1点に力が集中されるという今までの構造上の
欠陥を回避出来、(とは言ってもほとんどのリールが
そういう構造ですが…)ハンドルを回した時の力は
シャフト本体の丈夫な部分にかかってくるため、
大物とのやりとりも安心できそうです。

ドリーバーデン高丸さんの的確な指示とGrowingさんの
技術力で本当に綺麗に仕上げて頂きました。
何やらスプールと軸のガタつきまで調整頂いたようで…
しかも良心的な価格で…

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このガタつきの調整は、スプールと軸受けの間にシムを入れて頂く
ことでリールを巻いた時のガタつきは完全に無くなりました。

タツキが一切ない精巧なリールに♪

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ドリーバーデンさん♪Growingさん♪

ありがとうございましたm(_ _)m

ちょこっとこのBill Ballan StealHead Reelに関して
補足すると…

内部のドラグ機構は、ボグダンの完全なパクリです。

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ボグダンからクレームが入り、特許侵害となり、
内部機構が若干変更になって販売されたようです。
Adventure Series Steel Head Reelはあまり日本国内には
入ってきていないためかなりのレアなリールかと思われます。

その後、Adventure Series の
THE STEELHEAD/SALMON REEL #1 というネーミングとなり、
当時の商品説明には下記のように記載されておりました。

For 7, 8  weight line is 3 ¼" in diameter by 1.0" interior spool width. 120 yards of 20 lb. backing. Wt. 8.4 oz. You can almost double backing capacity by using spiderwire backing.

特筆すべきはその軽さですね。
非常に堅牢な作りになっているにも関わらず、重さ8.4 oz = 238 g
最近、軽量化されたnewモデルの 3 ¼"が発売されたSARASIONEで
すら90 ozですし、
Hardy perfect taupoですら、218gですので、当時のバーミンガムスタイルリールとしては、異例の軽さだということがわかります。

ビルバラン氏はすでに他界されてますのでこのリールを新たに
入手することは困難です。

今回の改修で構造的にも精巧になりましたので、これからも大事に
使っていきたいリールです。


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