どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

ダーティーホー(Dirty Hoh) 【マテリアル偏】

Dirty Hoh (ダーティーフォー/ダーティーホォー)【マテリアル偏】
 
さて、前回のイントルーダー/ ダーティーフォー【最新情報偏】に引き続き、ダーティーフォーをタイイングするための【マテリアル偏】です。
 
ダーティーフォーを作成する際のマテリアルについて記載します。
 

【マテリアル】

1.オーストリッチハール:

マテリアルを選ぶ際は、ダーティーフォーに用いるフリュの長さを考える必要があります。
大きくてもフリュの大きいものはNGですし、取り付ける位置でも異なります。
 
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上が一般的に入手可能な大きめのオーストリッチハール
(若干フリュが大き過ぎです)
下が、ダーティーフォー向きの質の良いオーストリッチハールです。
 
仕上げの先端部分のオーストリッチハールは、下記の写真のようなより短く細く、フリュの短いものが
お薦 めです。
 
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今後は、入手し難い質の良いオーストリッチハールの代わりに、ダイドカラーの技術が進歩しているピーコックアイやアムハーストも有用なマテリアルになるとの
ことです。
 
 
2.シールズファー / ポーラーベアー (各色):
   
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上がポーラベアーで下がシールズファーです。
シールズファーは、肩を作るのに非常に有用なベースとなる素材です。
アゴア感が特徴で、以前は、ドライフライのボディを作成するために使われていた素材ですが、柔らかいダビング材が発売されている中、徐々に入手し難いマテリアルになってます。
 
ポーラーベアーは、シールズファー動揺肩を作るのに有用な素材です。
エド・ワードは、ディアヘアのダイドを使っているようですが、ポーラーベアーの方が絶妙な光沢感があります。
(ポーラーベアーは今後入手し難いマテリアルになってくると思われます) 
 
キラキラ感を出すために、キラキラ系のダビング素材を混ぜても良いと思います。
 
3.リアフェザー(各色):
 
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以前、ご紹介しましたが、非常に高価なマテリアルです。
オーストリッチハールよりもフリュが短く、強靭のため、切れ難いかつ
滑らかな動きを演出できます。
質の良いものを入手するのはかなり困難です。
 
リアフェザーとオーストリッチハールの比較
(左がリアフェザー、右がオーストリッチハール)
 
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この繊細さがリアフェザーです♪
 
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5.グリズリーサドル(各色):
 
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オプション的に利用されます。使わなくても良いと思います。
釣果への影響はわかりませんが、大きめのダーティーフォーをタイイングする
際には、よく使われてます。
 
 
6.ラビットゾンカー・ストリップ:
 
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オーストリッチハールと共にこのフライの命です。
ダーティーフォーでのラビットゾンカーの用途は下記です。
・滑らかな動きを演出する。
・フックを固定する。
・フックを隠す。
・フッキングし易くする。
ジェフリー・フレンチは、ラビットゾンカーに油性マジックでグリズリーっぽくゼブラ模様をつけているようです。
始めから黒でゼブラ模様をつけているものもありますので、それを使っても良いと思います。
 
ラビットゾンカーストリップにはS、M、Lの3サイズあります。
通常は、Sサイズを使って下さい。Lサイズであれば、2つに裂いて使って下さい。
右下のタン色は、Lサイズです。
 
 
7.ティンセル/ フラッシャブー(各色):

昨年、米国のスチールヘッダーの中で多様されていたとのこと。
フラッシャブー等様々なマテリアルが使われているようです。
 
  
8.レッグ素材(各色):
 
昨年のティンセル、フラッシャブーに引き続き、今年イントルーダー等で
流行しているパターンだそうです。
透明度の高い場合に、キラキラ度の高い、ティンセルよりも良い釣果に
なりそうです。

かなり大胆かつ大量に取り付けている例もありました。
フライ素材よりはルアー素材で代用出来そうです。(種類もいっぱいありそう)
 
 
 
 
9.フック(ボディ用)/ フック(テール用):
 
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ボディ用フックは、ニッパーで2.5~3.0cmくらいの長さで切断し、アイ側部分のみ利用します。
今回は、がまかつの「S11-4L」を使いました。
 
写真下のフックは、テール用です。可能方法等は、前回のブログを参照して下さい。
 
10.フック取付用ループ / スレッド:
 
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Intruder用のループも販売されてます。
ジェリー・フレンチは、ルアーで使うPEラインを使ってます。
50lbくらいのPEラインが良いようです。
 
深い緑色のPEラインかつ安いPEラインを探しましたが、なかなか見つからず、
BASS用の少し太めのPEラインで代用しました。

ワイヤーを使っている方もいらっしゃいます。
ワイヤーを使う場合、フックが安定して取り付けられますので、ゾンカーに固定する必要が無くなります。
 
スレッドは、強力なmonoスレッドがお薦めです。
今回は、Fly Roders誌でレシピとして紹介されていたULTRA THREAD 210のホワイトを使います。
 
13.ヘッド(錘):

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タングステンL ブラスL(お好みで)水中深く沈めるため、タングステン
ヘッドを使いますが、若干軽めに仕上げるためにブラス製のコーンヘッドでもダンベルヘッドでも問題無いです。
 
【その他タイイングに必要な道具】
 
1.ニッパー/ヤスリ

ボディ用のフックを切断する際に使います。
予め切断するか、タイイングした後に切断するかはタイイングし易い方法でどちらでも良いと思います。
 
2.ダビングツイスター / ワックス
 
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ダビングツイスターにはいくつかの種類があります。
今回ご紹介したものは、ドリーバーデンさんのオリジナル商品です。

タイイングするためには、ある程度重さのあるツイスターが良いと思います。
今回ご紹介したものと似ているものが米国グリフィン社のダビングツイスターになります。
この形状のダビングツイスターが一番入手し難いかもしれません。
 
ワックスは、Wapsiのワックスが良いようです。ある程度軟性もあり、マテリアルがくっつき易く、修正し易いです。
マルチグルーを持ってますが、マテリアルがベタベタになり易く、今回のフライをタイイングするには不向きかもしれません。
他のダビングワックスは、くっつきが悪いと思います。
マテリアル揃えるだけでも結構高額になります。

イントルーダー、ダーティーフォー共々、最も重要な部分が肩になりますので、シールズファーと
ディアヘアのダイドがあれば、コスト削減出来ます。
 
今週は、バタバタしており、タイイング厳しそうです。
タイイング偏のブログ掲載は、来週になりそうです

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