ダーティーホー(Dirty Hoh) 【タイイング偏】
さて、いよいよダーティーホーのタイイング偏です。
持ってますので、まずは大きさ含め模倣から入ります
皆さんバランス等でかなり苦労されていると思いますので、詳細な長さも含め
記載しますね。
マテリアルに関しては、
タイイングの前に準備です。
ラビットゾンカーストリップの皮の部分を紙ヤスリで削ります。
カミソリ使う方もいらっしゃいますが、こちらの方が綺麗にできます。
この方法も渋谷サンスイの佐藤さんに教えて頂きました。
♯40の超荒めの紙ヤスリと仕上げ用に♯80くらいがあれば良いと思います。
最終的に下の写真のように地肌のような表の毛がポツポツと見えるくらいまで削ればベストだそうです。
これくらい薄くすると動きが違うよ!とのことです。
こういった細かい作業が釣果を左右するのかもしれませんね(^_^)
さて、タイイング始めます♪
ちなみに、2回失敗して3回目でようやく成功しました
スレッドは、切れ難いものを使って下さい。
後から物凄い力をかける工程があります。
マテリアル偏参照して下さい。
完成版のダーティーホーは、フックが上を向いてます。
フックを固定するとアイを上に向けることが出来ませんので上下逆さまに
タイイングします。
下巻きします。アイから1.5cmでOKです!!
PEラインを取り付けます。
PEラインを20cm切り出します。
半分に折って、下の写真の通りに取り付けます。
PEラインは、フックのアイの中を通してます。
アイからPEラインのループの端までの距離は、7cmです。
一旦、フィニッシュします。
接着剤で固定します。
フックの下側にラビットゾンカーを付けます。
ラビットゾンカーの長さは、アイの先端から7cmです。
コンポジットループを作ります。
今回は、Jフレンチのサンド式のコンポジットにしました。
写真は、ラビットゾンカーを取り付け、コンポジットループで余分なシールズファーを
取り除いた後です。
こんなの買ってきました。
歯ブラシで十分ですが、専用のものがあります。
コンポジットループを巻きます。
実はここが成功の鍵です。
コンポジットループを巻き終わった後ののりしろが5~7mmにする必要があります。
多ければ間延びしますし、小さければ残りのコンポジットが収まりません。
下記の写真のように絶えず、ピックアップします。
ピックアップの方法は、以前ご紹介したスコットハウエルズの動画を参照して下さい。
オーストリッチハールを取り付けます。
オーストリッチハールの長さは取り付け後、アイ先から5cmくらいです。
左側の10本程取り付け、右側も同様に10本取り付けます。
バイスを90度回転し、下側にブルーのブラッシャブーティンセルを取り付けます。
そして、最後のコンポジットループです。
シールズファー、ポーラベアをシールズファーでサンドしたもの、黒のミニオーストリッチハール20本くらいを
シールズファーでサンドしたものを準備します。
こいつを順番にコンポジットしていきます。
一番大きなコンポジットを作ります。
ツイスターを駒のように回します。
(スクィドロフライのページを参照して下さい)
上の方は、ダビングブラシで、下の方は指で余分なシールズファーを取ります。
すみません。すっきりした後の写真がありませんでした
そして、後方に撫でつけながら、きつく巻き閉めていきます!!
シールズファーやポーラベアーをピックアップして整えると完成です
右がジェリー・フレンチ本人がタイイングしたもの、左が私がタイイングしたものです。
しっかりと肩(ショルダー)も形成されてますし、質感含め遜色ないと思います。
本日、5本巻きました。
赤いものは、スクィドロフライのようにレッグ素材を使ってます。