どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

スカルピン(カジカゾンカー)【タイイング偏】

Sculpin《スカルピン(カジカゾンカー)》【タイイング偏】
 
前回ご紹介した私のオリジナルSculpin(カジカゾンカー)♪
 
http://blogs.yahoo.co.jp/fuji_h_4764/11209586.html
 
と言っても、Jフレンチさんや仲野さん、備前さん含めて大先輩の
タイイング方法、マテリアルの選択等参考にさせて貰ってます。
 
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本日はタイイング偏です♪
 
まずは、マテリアルレシピです。
 
 
①フック:Gamakatsu S11-4L #2
②スレッド:DANVILLE'S 140 DINNER ブラウン
③テール:ラビットゾンカーテープ(チンチラ
④ボディ:Coq de Leon Hen Chickabou(Brown)、ラビットファー(グリズリー)
⑤ショルダー(肩):シールズファー(Brown)、UV Perl のシンセティックダビング材
⑥ギル(エラ):フラッシュティンセルダビング材
⑦ヘッド:Sculpin Helmet small
⑧PEライン:SHIMANO PWERPRO 30lb
⑨胸びれ:Coq de Leon Hen SoftHackle
 
 
さて、いよいよタイイングスタートです。
 
ダーティーホーやイントルーダーを作成する場合、今までスレッドは、
ULTRA THREAD 210 のホワイト使ってましたが、
DANVILLE'S 140 DINNERでも十分なスレッド強度ですので、
DANVILLE'S 140 DINNERのブラウンを使いました。

 
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1.
①のフック(切断済み)をアタッチメントに取り付けスレッドで下巻きします。
スレッドの下巻きの長さは、1.8cmです。(2cmでは、間延びし過ぎ、1.5cmでは、Sculpin Helmetが
取り付け出来ませんでした

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2.
⑧のPEラインを取り付けます。最終的にはここにフックを取り付けます。
PEラインの長さは6~6.5cmです。長めでも後から調整出来るので、6.5cmくらいで
良いと思います。
 
その後、処理済みのラビットゾンカーを上端に取り付けます。処理方法は、下記参照
http://blogs.yahoo.co.jp/fuji_h_4764/10490610.html
上側に取り付けるラビットファーは、必ず下処理して下さい。
釣果に差が出ます。(このフライの命です)
上端は、アイ先から7cmでカット(カットは、V字上にカットします)
※少し長めにしておき、釣り場で調整しても良いです。

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3.
下端に取り付けるラビットゾンカーは特に下処理は必要ありません。
取り付けた後、長さ2.5cm程でカットします(V字カット)

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4.
ここで1回目のコンポジットループを作成します。
事前に⑤をブレンドし、下記写真のようにコンポジットループの中に潜らせます。
この際、タビングワックスをスレッドに馴染ませておいて下さい。
ダビングワックスは、やや粘性のあるスティックタイプがお薦めです。

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5.
ツイスターでコンポジットループを回転させます。
ツイストした後にコンポジットループ上で玉になった部分をボドキン等で
ピックアップします。
この当たりは静止画では説明し難いですので、Fly Fisher誌3月号、6月号のDVD付録の
仲野さんのイントルーダー、ダーティーホーのタイイングを参照して下さい。

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7.
次にCoq de Leon Hen Chickabouを取り付けます。

イメージ 7


Chickabouを裏から見たところです。

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Chickabouの羽根を2枚取ります。

 
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8.
根元の部分をむしって下記写真のようにします。

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9.
写真のように側面にを取り付けます。
Chickabouはマラブーよりも張りがあり、こうしたゾンカーに利用するには
非常に良いマテリアルです。


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10.
次に2回目のコンポジットループです。
1回目のダビングループ作成時と同じ、⑤とギル(エラ)のイミテーションである
赤いティンセルダビング材を取り付けます。

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11.
ポドキンでコンポジットループに挟まったマテリアルをピックアップすると下の写真のように
なります。スレッドと挟んだマテリアルは直角になるようにピックアップしてください。
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12.
コンポジットループをシャンクに巻き付けてからしっかりとピックアップします。

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13.
ヒレのCoq de Leon Hen SoftHackleを取り付けます。
 
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14.
まずは、下処理です。
下記写真のように胸ヒレを適当な大きさに下処理して下さい。
 
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13.
ヒレを取り付けます。
アトラクター要素を増すために、胸ヒレを大きめしましたが、よりリアルな大きさにする場合は、
BrahmaのHenのソフトハックルを使うと良いです。 
 
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14.
前から見るとこんな感じです。
取り付けた後、ギルの赤いティンセルを上端部分と下端部分を若干はさみでカットします。
※頭の部分にエラがあるのはおかしいですからね(^^;
 
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15.
3回目のコンポジットループを作成します。
ラビットゾンカーからラビットファーを切り出します。
⑤の混合ダビング材で切り出したラビットファーサンドウィッチ状態に挟みます。

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16.
ツイスターでコンポジットしてラビットファーをピックアップします。
この時非常に重要なのが、このラビットファーのボリュームが大き過ぎるとSculpin Helmetが
入らなくなりますので、ラビットファーのボリュームで調整して下さい。


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16.
ツイスターでツイストしたら、丁寧にマテリアルをピックアップします。

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17.
カルピンヘルメットが入るのりしろを残しながらシャンクにコンポジットを巻き付けていきます。

 
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18.
しっかりかつ丁寧にピックアップし、一旦フィニッシャーでフィニッシュします。

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19.スカルピンヘルメットを取り付けます。
   アロンアルファーゼリー状がお薦めです。

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20.
アイの根元部分をスレッドでグルグル巻きにして固定し、フィニッシュすると完成です。

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先日は、4個作成しました。

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止水でリトリーブを一旦止めるとソフトハックルの部分がピラっと開き、赤いギル(エラ)の部分が
見えるような仕掛けにしてます。
 
本流等で使う場合は、最初のコンポジットループでポーラーベアー等を使って
ショルダーステーション(コンポジットループで肩を作る部分)をしっかり作っても良いと思います。

さて、取り急ぎ6月の然別湖、長野の犀川で実戦投入する予定です♪
 
-----釣りに関する格言•諺•名言シリーズ(第六弾)---
 
魚釣りという病気は死ぬまで治らない難病であると共に人生という難病を治療する特効薬でもある
(ロイ・キリーク)
 
名言ですね(^^;