どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

Skagit Master タイイングセミナー

Skagit Master タイイングセミナー

渋谷サンスイさん主催の仲野氏のタイイングセミナーに行ってきました。
仲野氏はskagit キャストの産みの親であるエド ワードや天才タイヤー ジェリーフレンチと親交が深く、ビューラーのプロスタッフ、バークハイマーのプロスタッフであり、日本国内で唯一(と言っても良い)のスカジットマスターです。

最近ではジェリーフレンチのダーティーホーを日本国内の鱒向けにアレンジしたバギーホーやスキニーホーのタイイング方法がFly Rodders誌に掲載されてました。

仕事が17時30分に終わりましたので、18時過ぎに到着!
既にタイイングが始まっており、ダーティーホーのタイイングが
終了し、ダーティーホーとスカルピンの動きを水槽で検証しているところでした

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仲野氏によれば、ダーティーホーの最も効果的な使い方は、横の動きだそうです。
ダーティーホーを使われた方は、ご存知だと思いますが、ダーティーホーは、止水での直線的な動き
よりもスイングする動きが物凄くリアルです。
 
仲野氏曰く、この動きは、ルアーでも絶対出せない動きとのこと。
従って、止水よりも流れのある川の方がより効果的に使えるとのことでした。
 
一方、下記写真のようなスカルピンはフックの上下にマテリアルがついており、横の動きよりも
上下の動きがあることから、湖のような止水で効果的とのことでした。

 
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さて、次のタイイングは何にしましょう?
間髪入れずにどなたかが、「バギーホー♪(バギーホォー)」と言ってくれました。
ラッキー♪
私も見たかった♪
 
仲野氏はバギーホーをタイイングする時に、Fly Rodders誌の中でコヨーテの獣毛を多用しています。
仲野氏曰く、固さ含め、非常に使いやすいマテリアルだそうです。
ただし、日本国内ではなかなか入手できないマテリアルですので、FOX等で代用可能とのことです。
ちなみに、当日、渋谷サンスイさんで7袋限定でコヨーテが販売されてました。
2つほど購入してきちゃいましたo(^▽^)o
池袋サンスイさんの倉庫に残っていたものを今回のイベント用に持ってきたようです。
 
 
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個人的にはキツネよりは若干固く、シベリアンハスキーの毛とかなり似ていると思います(;^_^A

 
いよいよバギーホーのタイイングです。
バギーホーのタイイング方法は数パターンあるようですが、タイイング方法は、Fly Roddesr誌に掲載されてますので、そこに掲載されていない細かい点や違いを記載します。

まずは、フックの取り付けです。

Fly Rodders誌はタイイングが終了してからフックを取り付けるように記載されてましたが、
現在は、タイイング前に取り付けているようです。
 
フライ自体が小さいですので、後から取り付けるのが難しいことと、しっかりとキールにするために、フックを取り付けた状態でバランスを見ながらタイイングをするためではないかと思われます。
が…手が血だらけになるので要注意とのことです。
フックの先端にビニールを被せるなりの工夫が必要かもしれません。
 
 
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何かのクイルとマラードとコヨーテをシールズファー(当日は、キラキラ系のダビング材使ってました)
でコンポジットします。
 
最も興味のあったピックアップとコンポジットループに関しては、仲野氏のテクニックをしっかりと見てきました。
ピックアップのニードルの使い方、コンポジットループの際に他のマテリアルが巻き込まれないようにする
ための細かいテクニックは非常に参考になりました。
 
目から鱗でした。(^^)

コンポジットループとピックアップのテクニックはしっかりと動画で撮ってきました(^_^)
 
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最後のラビットファーでコンポジットして出来上がりです。
下の写真を見て頂ければわかると思いますが、フックのループをかなりアップにしてます。

ペンチを使って曲げてました。

これは根掛かり防止のためとのことです。
重いフライですので、底に沈んでいることを考えるとフックのループはできるだけアップにして
おいた方が良いとのことでした。

 
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そして最後は、私がリクエストしたスカルピンです。
カルピンに関しては、以前、私のブログで紹介しました。
 
 
今回のタイイングで見せて頂いたのは、
簡易版スカルピンです。
カルピンに関しては、大きくわけて2パターン!タイイング方法ベースに考えると2×2の4パターン
存在するようです。
 
どちらかというとスキニーホーに近いです。
上下にラビットゾンカーを取り付けるのではなく、下側にズィーロンのような素材を使います。
私が思っていたよりも前側にラビットゾンカーを付けてました。

 
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これが完成の簡易版スカルピンです。
エラ部分には、赤く細いティンセル材をコンポジットしてます。
ヘッド部は、ナチュラルのラビットゾンカーの毛をカットしてコンポジットしてました。
ダンベルアイをしっかり囲むようにコンポジットしてました。
これは、止水では絶大な効果のあるフライだそうです。
私も近々でタイイングしてみたいと思ってます。

 
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さて、以前から頼んでおいた品物が届きました。

ダーティーホーをタイイングする際にフックをカットせずに巻くとアイの向きが下向きになります。
ダーティーホーはアイの向きを上向きに巻く必要がありました。

フックをカットするとバイスに固定できないため仕方なく裏返しでタイイングしてました。

バランスを考えるのに苦慮してましたが、これでフックをタイイング前にカットしても
フックのアイを上向きに固定することが出来ますので、上下逆さまにせずにタイイングできそうです。
 
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Fly Rodders誌で仲野氏も使ってます。
チューブフライをタイイングする際に使われる道具ですね。
フックを切断した後からタイイング可能になります。

 
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ちなみに以前ご紹介したスカルピンのタイイング方法に関しても仲野氏にお聞きして来ました。
私のタイイング方法はちょっと修正が必要であることがわかりました。
次のRodders誌にスカルピンのタイイング方法を掲載する予定があるようですので、
楽しみにしていて下さい。(^^;