どんまいアングラーのSkagit Report !!

Skagit Castの釣りにハマってから早8年が経ちました。

Hardy Perfect 3 5/8 1920s copper line guide

Hardy Perfect 3 5/8 1920s copper line guide

FML社へ依頼済みのMicro Skagit Cast用のbeulah 10'3" #4 Japan ltd ロッドが7月に届くようです。
チタン製のガイド、スモークドニッケルシルバーのリングシートにウッドシートといったゴージャスなビンテージコスメに適合するリールを探してました。


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※写真は、beulah 10'3" #4 Japan ltd の最終プロトタイプです。
ちなみに、写真のリールは、仲野さんのPerfect 3 1/2 wide(黒鉛塗装)です。

先日購入した3 7/8よりも小さなリールが欲しい♪
1940年代より前の 3 1/2 wideもしくは、3 5/8を探してましたが、
程度の良い1920年代のHardy Perfect 3 5/8が、オークションに出されてましたので、落札しました♪

3 7/8より一回り小さいこのPerfectは、Micro Skagit用のロッドに
最適なリールです。

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非常に程度が良く、黒鉛塗装時代のもの、かつ色落ちも素敵な感じです。


【今回購入したHardy Perfect Reel 3 5/8仕様】

1.塗装:黒鉛塗装(1920年代~1940年代)

2.チェック機構:デュプリケーテッドマーク2チェック(1922年~1967年)

3.ラインガード:ブラス製ガイド、否、銅製ラインガード

4.フット:ストレートブラスフット
(1940年以降は、リブドブラスフットになります)

5.ハンドル:エボナイト

6.ロゴ:ラウンドロゴ


【年代特定】
Hardy Perfectは、様々な部品から年代特定を出来ます。

詳しくは、
http://blogs.yahoo.co.jp/fuji_h_4764/folder/357575.html

上記記載条件によれば、黒鉛塗装時代の1920年代~1940年代の
リールとなりますが、


どうやら、上記以外にもう2つ年代を特定する鍵があるようです。

まずは、これです♪

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※1950年代のブラスリブフットのPerfectとの比較です。
ブラススムースフットは、1940年代より前に見受けられる形状です。



次にこの部分です。

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テンションを調整するネジ(レギュレーター)のフォルムが違います。
斜めに切れ込み(ロレット)が入った曲線的なデザインが、
1920年代のPerfectの特徴のようです。


そして、もう一つが、チェック機構です。
※1950年代のPerfectとの比較写真です。

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左側が今回のチェック機構ですが、どちらもMK2チェックですが、
注目すべきは、予備のバネとポウルが収まっているフットとは反対側の
リベット部分です。


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MK2チェック初期に見受けられる形状です。

以上より、1920年代初期のPerfectということがわかります。



年代選定の基準になるかは不明ですが、このPerfectのもう一つ
恐ろしくレアな部分がラインガイドです(^^;


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実はオークションの説明では、希少なブラス製のラインガイドと記載が
ありました。


ラインガイド無し、メノウラインガイド、アロイラインガイド、
ニッケルシルバーラインガイドは、良く見かけますが、
ブラス製のラインガイドはまったく見かけません。

ネット中画像検索してみましたが、ブラス製の
ラインガイドPerfectは、海外含め見つかりませんでした。
Bras Faced Perfectもラインガイドは、ニッケルシルバーですし…

と思ったら、クラシックフライフォーラムにブラス製のラインガイドに関して
記載がありました。

http://classicflyrodforum.com/forum/viewtopic.php?f=72&t=36757

要約すると後から付けた説、戦時中であったため、メノウが不足し、
ブラスを使った説と色々ありそうですが…実際のところ不明です。

そこで、英国のHardys & Grey社に問い合わせてみたところ、
親切に英国ハーディー博物館のMr John Drewett氏であればわかるかもしれないということで、連絡先を教えて頂きました。

そして…


このラインガイドはブラス製ではなく、銅製だということがわかりました。
いわゆる、copper line guide になります。
いずれにしても1920年代のごく一部の期間で作られたものとのことでした。



フット部分ですが、

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フット部分の長さですが、67mmです。
この時代のフット(ロングフット)は、70mm程の長さがありますので、
既に現在のロッドに適合するように加工されたのではないかと推察してますが…

フットに加工された形跡が無いんですよね…

上手に加工されたか、この時代のPerfectで米国に輸出されていたものの
一部でフットが短いものがあったとのことですので、その製品だったのかは、不明です。

Hardy Perfect 3 5/8は、3 7/8よりも低価格でオークションで取引されてますが、
Micro Skagitの出現により、今後、高騰するのでは?と思ってます。
程度の良い黒鉛塗装のPerfectを購入希望される方は、お早めに♪


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beulah 10'3" #4 Japan ltd と同時期にbeulah社から300gr以下の
Skagit Headが販売されるようですので、早く使ってみたいです。

7月の中旬の北海道釣行に間に合うかな?(^^;


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